このグミがすごい!
このグミがすごい!
皆さんこんにちは。突然ですが、「強い」って何でしょうか。よく合氣道の稽古中に強い体という話を聞きます。その際によく聞くのが「強い=硬い=不動」ではない、ということです。強い体を動じないことと履き違えると動きがなめらかで無くなり、むしろ相手に姿勢を崩されかねない、ということなのですが、これの説明としてよく用いられるのが竹です。確かに竹は風などで大きく曲がってもそのしなやかさで元の姿勢に戻ります。しかし、今どき街中で竹を見ることはあまりありません。もっと身近なところに「強い=硬い」ではあるものの「硬い≠不動」を説明する素材があると思う、という話を少しさせていただければと思います。
では、いったい何を使って説明するのかといいますと、「グミ」です。私はお菓子の小売店でバイトをしているくらいにはお菓子、そしてグミ大好き人間なのですが、この強さを説明するのに実はグミはとても適しているのです。まず、硬いかつ不動の例として煎餅を考えてみましょう、煎餅は硬いものが多いですし、並大抵の力では変形させるのは難しいです。しかし、何点かに集中して力を加えたり、歯で噛んだりしてしまうと一瞬で壊れてしまいます。確かに煎餅=硬い=不動ですが、これは強いといえましょうか。
では次にグミを見てみましょう、グミにもいろいろありますが、ここではいわゆるハードグミ(ハリボーゴールドベア、タフグミ、ペタグーグミなど)について話していきます。先ほどの煎餅と同じような視点で話していきましょう。グミは少し押してみるだけで簡単に変形してしまいます。この点では一見強くないように見えてしまいます。しかし、ではちぎってみることは可能でしょうか、ねじったりすれば可能ではありますが単純に引っ張るというのはかなり難しいといえます。割ることなどほぼ不可能です。また、噛むことを考えても煎餅と違って一度砕けたら終わりではなく、なかなか細かくなるまで時間がかかるのがわかります。これらのグミについても硬い、という言葉を適用しますが、これらは不動と言えますでしょうか。グミのように弾力を持った硬さ、これこそが我々が目指すべき硬さなのだと私は考えます。
グミから強さを教わるなら食べるしかありませんが、いったいどれを食べればいいのか迷ってしまいますよね。そこで私におすすめハードグミ紹介したいと思います。そうです。ここまでの文章はすべて自分の好きなグミを紹介するためだけのものなのです。今回はグミについて詳しくない、普段あまり食べないというあなたにおすすめのグミを3つ紹介したいと思います。
一つ目は「明治 果汁グミ 弾力+ ぶどう味」です。皆さん一度くらいは果汁グミを食べたことありますよね。食べたことはなくても知っている方は多いと思います。その果汁グミのあじはそのまま、弾力を少しプラスしたものになっています。ハードグミの中でも噛み千切りやすい弾力なので、あまり硬いグミを食べたことのない人はこれから食べ始めるのをお勧めします。
二つ目が王道「ハリボー ゴールドベア」です。こちらも知らない人はいないでしょう。ハリボーゴールドベアは100年以上前の1922年に子供たちの歯をおいしく強くするために作られていらい愛され続けるまさにベストセラーの商品と言えるでしょう。一つ一つが小さめのため少しずつ食べるもよし、一度にたくさん口に含み噛み心地を楽しむもよし、歴史の分だけ楽しみ方も無限なグミです。
三つ目が「ノーベル ペタグーグミ」です。このグミは他のグミより比較的薄く、シート状になっています。しかし硬さはトップクラスで僕の勉強やゲーム中のお供になっています。
みなさんも是非おすすめのグミを見つけてください。
慶應義塾體育會合氣道部一年 岡村優太郎