早稲田大学体育局合気道部の呼びかけで始まった早慶の交流は「スポーツ競技」と「武道」の壁を乗り越え、1985年5月に第1回早慶合氣道合同演武会に発展した。
早稲田からは「早稲田の合氣道も根本は武道である」という考えが示され、慶應も「慶應の體育會は競う集団である。また体育は安全でなければならない」と表明し、1992年10月、早慶は演武種目と「乱取り稽古」と名付けた技法で審査員が武道性を評価する競技会を開始した。
武道性とは姿勢、間合い、技の効果、正しい受身などで、それは早慶の相手を敵としない競技を目指したものだった。
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